co様〜中華的甲冑萌え-陽子-

Illustrated by co in 2008.





うっわ〜、超期待通りの格好いい陽子主上だぁーvv
「どうだ桓堆、似合うか?」
長刀を軽々と振り回して構えを取る主に桓堆は溜息をついた。
「よくお似合いになられてますが、それでどうして女王の正装を重いと仰せになるのかが不思議でなりません」
目の前の主は長刀を体の前に持ち替えて体を預けるように突き立てた。
「あんな、高価な飾りを大量に身につけされられたら精神的に重いんだよ=3」
この言葉に桓堆は眉間に指を当てた。
「主上、王に相応しい皮甲や戈剣はそんじょそこらの宝玉よりも高価な物だとご存知でしょうか?」
「へえ、流石は武具商の息子だけはあって詳しいな!」
「話を逸らさないで下さい!」
叫ぶような禁軍左将軍の言葉に主はふいと、横を向いた。
「足下にからみつくような鬱陶しい襦裙をお前も一度着てみればいいんだ!」
「わたしなどが着ても喜ぶような者はおりませんが、主上ならば喜び称える者達が多いのですよ」
左将軍の言葉に傍らの台輔も「その通り」と頷いた。
「浩瀚、お前も同じ意見か?」
主の要望を叶えるために今回の装束を揃えた男は微少を浮かべた。
「主上がお望みの姿でいることは何よりもお似合いだとは思いますが、他のどんな姿でもやはり主上はよくお似合いになられています。それこそが我等の誇りでもあります」
「相変わらず、世辞が上手い冢宰だな」
冷ややかな主の言葉にも浩瀚は恭しく拱手をした。

ぬわんてね、こんな金波宮がわたしの妄想世界でした。
今回coさんが描かれた得物に一番近い、わたしの持っている武器の資料では長刀が相応しかったもので勝手に判断させていただきました。
欧州では儀礼用のものもあったとか、coさんのシノワズリー世界に一番近い、とも思っています。

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