Illustrated by co in 2003.
|
||
尚隆は目の前で酔いつぶれた男達を眺めながら、手酌で酒を飲んでいた。明日になればその殆どが死ぬ、生き残る者の方が少ないことはわかっていた。 この期に及んで恨みなどはないし、自分の命を惜しいとも思わなかった。それは目の前で眠る男達も同じ事だった。海賊として生まれ育った運命と納得しており、それから逃げることこそ、考えられないことでもある。その運命を受け入れられなかったのは自分の父と妻ぐらいなものだろう。しかし、その彼等とて、もはや敵に討ち取られていた。 「所詮、なるようにしかならんさ」 尚隆は杯を満たしてぐいと、あおると立ち上がり、城の外へ出た。そして、まだ明けやらぬ水平線を見つめて、潮騒の音を聴いていた。 2003/07/15UP
This fanfiction is written by SUIGYOKU. |
co様は延王尚隆よりも蓬莱での「ダメ小松」を描くことがお好きです。Dialyコーナーでよくお見かけするので、お忘れなく。 わたしのイメージでは延王尚隆も小松三郎尚隆も本質は深い闇を持った奴です。だから、この絵はすごく納得できました。浩瀚の方がよほど明るく真っ直ぐ(?)だと思うのですが、変わっていますでしょうか? 最後になりましたが、改めましてサイト開設のお祝いを申し上げます。 coさんの麗しい世界は13℃へ・・・(メニューに近道リンクがありますよ♪) −メニューへ戻るにはウィンドウを閉じて下さい−
|
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||