Illustrated by co in 2003.
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桓堆が目を通していた書類から顔を上げると、浩瀚は大卓に肘をついて書類を繰っていた。玻璃の窓から差し込む光を浴びたその姿は、普段の桓堆が知る浩瀚とは別人に見えた。明るい日差しと暖かい空気が似合うこともあるのか、と感嘆しながらその姿を見つめていたが、すぐに浩瀚がその視線に気付き、桓堆を見上げた。 「どうした?」 桓堆はふっと息をつくと、微かに笑った。 「別に、貴方はそうして黙っていれば美人だなと、見とれていただけですよ」 浩瀚はいつも通りの表情に戻り、鼻先で軽く笑った。堂室の空気が急に冷えた。 「飾り物では冢宰はつとまらないな。それに、それは男にとっては褒め言葉にはならないぞ。嫌みのつもりか?」 桓堆は軽く両手を上げ、やれやれと首を振った。 「今見たお姿は目の錯覚か幻、とでも思って差し上げますよ。まったく、口を開くといつも通りなので安心しましたよ」 浩瀚はこの桓堆の言葉にくつくつと笑った。 「それで、どうなんだ?」 「ええ、大体はいいんですが、一点だけ気になることがあります」 桓堆が広げた書類に身を乗り出した浩瀚は、桓堆がよく知る男に戻っていた。 2003/07/15UP
This fanfiction is written by SUIGYOKU. |
co様はアニメの浩瀚イメージ払拭活動に尽力されておられます。30前後の怜悧な男すら外したアニメのイメージはもはや誰も信じてはいないでしょう(笑) co様は6/6にサイトをオープンすると公約して、午前0時にそれを守った凄いお方です。ちなみに、わたしは6月中と公約して、7/1の4時間前に何とか果たしたうつけ者、そうしてサイト開設から3週間目にしてやっと、co様のオープニング配布作品をアップしています。人間性の違いが現れていますよね。遅くなって申し訳ありませんでした。 coさんの麗しい世界は13℃へ・・・(メニューに近道リンクがありますよ♪) −メニューへ戻るにはウィンドウを閉じて下さい−
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