翠玉的カップリング考察



 わたしは陽子ファンです。いくらわたしの書く陽子がへたれでも、陽子が一番なのです。
 陽子を書くことが苦手な為に陽子を取り巻く周りからの視点でいかに陽子を大事に想っているかを書くことが好きです。ですから、×陽子のカップリング中心で説明します。しかも、My設定中心なので、他の方の作品まで同様に考えているわけではないとご了承下さい。
 また、わたしは見かけ年齢を精神年齢として捉えて考えています。これはカップリングに拘わらずわたしの全作品に共通する基本設定です。



景陽 陽子の半身、と原作にあるからか、ネットでもオフ本でも根強い人気がありますよね。実際、わたしが最初に触れた十二国記の二次創作はこのカップリングでした。ただ、わたしとしては王が変わるとその王のものになる為、麒麟の王への想いは本能的なもので、恋愛感情とは別物と考えています。憎んでも、嫌っても離れられない肉親の情に近いのではないかと。それに、自分でも書こうと試みたことがありますが、麒麟の雄を男とはどうやっても捉えられないのです。陽子が十代ということを考えれば、そんな相手とのプラトニック・ラブが素敵だとは思いますが、わたしに書けるジャンルではありません。

楽陽 恐らく、若いファン層には絶大な人気があるのでは、と思っています。陽子の年齢を考えれば一番無難な相手でしょう。この二人の友愛は心地いいものがあり、人型の楽俊は女性好みで、恋愛にどう発展させるかは楽しいだろうとは思います。とても純真なストーリィが期待できるジャンルでしょう。ただ、わたしが男としての楽俊を考えるとこの二人は発展しないのです。わたしの作風からはかなり難しい組み合わせです。

尚陽 オフ本ではあまり見かけませんが、オンライン上ではかなり人気がありますよね。胎果同士、なにかと頼りになるので理想の組み合わせと言えましょう。年齢差が少々気になりますが、尚隆が育った蓬莱を考えると抵抗も少ないかと思います。ただ、わたしの尚隆というキャラクター観は一風変わっていまして、遊女とは遊んでも素人娘にはどんなことがあっても手を出さない硬派な奴なのです。おまけにフェミニストでもないのでわたし的には積極的に書けません。内容的にも尚陽ファン好みにはならないでしょう。書いたら、暖かい目で無視してやって下さい。
とは言うものの、尚隆はかなり男臭い奴なので、濃厚シーンなら結構妄想し易かったりします。この場合は常識や良識は置いといて、神話の神々の世界として捉えています

浩陽 その年齢差によって、一番犯罪的な組み合わせです。書く側にとっては精神的な抵抗が強い組み合わせでしょう。原作にある通り、温厚篤実で優秀な人間と考えれば、この組み合わせはかなり難しいです。しかし、その行動がただ真面目な人間ではない、という部分に妄想の入り込む余地があるのです。その捉え方も各人各様、多彩でいっそ面白いかとは思いますが、いかんせん、作品が少ないので嵌り込むと欲求不満になります。求む、チャレンジャー(笑)
わたしがこの組み合わせを好んで書く理由は、陽子には慶国の人間が一番幸せであるということと、陽子の為にかなり動ける立場にある、ということからなのです。わたしは浩陽ファンであっても浩瀚ファンではないようです。浩瀚同盟破門モノ?

六陽 見かけ年齢で行けば、年下萌え向け? 作品数は少ないですが、しっかりした文章書きさんが挑戦しているので読み応えのあるものばかりのような気がします。わたしの場合はというと、景陽でも書きましたが、麒麟を男として捉えられない&少年は書けないで、挑戦する以前の問題でつまずきます。わたしに期待する人はいらっしゃらないでしょう。

泰陽 胎果&生まれた年代が一緒&年齢が近い、で話も合うでしょうし、結構あり得る組み合わせです。しかし、景陽、六陽と同様に、わたしには書けない組み合わせでもあります。ブラック泰麒にしても、わたしの能力外にあります。キャラクターの黒化はわたしの大雑把な情緒ではとても創作できない世界なのです。

利陽 これほど障害のないカップリングもないでしょう。陽子との出会いを妄想するのが楽しいです。書く方にも読む方にも抵抗が少ないためか、作品は少ないです。というのは冗談で、原作での接点がない、ということが普及しない理由でしょう。原作で二人が出会えば一気に増えるかもしれませんね。書こうと思えば書けないこともないかな♪


桓陽 この組み合わせも精神的に抵抗が少ないとは思いますが、軍人の忠誠心がどうすれば恋愛に変わるか、という難問がわたしにはあります。これをクリアできたら驍李も書けるのでしょうが、当分は無理そうです。それに、桓堆には祥瓊が一番合うと信じているので、食指が動きにくいという理由もあります。

氾陽 カップリングは所詮妄想の産物、どうせ妄想ならば、とびきりの妄想を、と書ける組み合わせです。それもこれも、氾王という酔狂なキャラのせいでしょう。陽子をお姫様として扱えるのはこの人物しかいない! これぞ、カップリングの王道! とまで言い切ると石が飛ぶかな・・・。氾陽同盟管理人の戯言と読み流して下さい。



−わたしは何故カップリングを書くのか?−



 さて、陽子のカップリングは原作とは遠く離れた妄想の世界です。書く本人も自覚があって書いています。そして、社会的地位を確立した成年者が未成年者に対して性行為を求めることはある条件を除いては、常識に照らし合わせれば犯罪なのです。常世での常識を変えても書き手の心理的な葛藤は存在するのではないでしょうか。書けないという方は優れた良識をお持ちです。
 では書いている人間は、というと実はその良識を持った上でのチャレンジャーだと思っています。人間に内在する欲というものはやっかいなものも多く、内に隠しているよりは表現してやることによって、もしくは自分の望む形のものを観賞することによって昇華できます。故に、己の想像力の限界を感じながら書くことになります。恐らくこれはわたしだけではないでしょう。
 ですから、わたしは一般常識を持った方を対象として書いているつもりです。妄想と現実の区別が付かない方への配慮はしていませんし、これからもすることはないでしょう。わたしにメールを下さる方々はとても気持ちのいい方ばかりなのですが、この一般常識を持ち出したがために、わたしの人間性を批判して触れ回る人物がいたので一言述べておくことにします。わたしの人間性は大したものではありませんが、一般常識に傷つく人間に配慮をしてどんな表現をしろというのでしょうか、わたしには想像もつかないことです。十二国記ファンサイトに関わっている方々は妄想が大好きでも人並み以上の良識をお持ちの方は多い、と知らなければとうに駄文書きは辞めていたことでしょう。
 たかが二次創作、たかが妄想駄文、されど創作、という行為は拙くても思想や芸術性は必要でしょう。同じ思いを持っているのであれば出来不出来は二の次ということで、大目に見てやって下さい。文章表現能力はファンサイトでも最低ランクに位置するであろうという自覚はあります。だからこそ、ボロが出ないよう敢えて文章を飾ってません。わたしにあるのはただ、発想の意外性だけ、かも・・・(笑)



Albatross−翠玉的偏執世界−
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