李老師視点 −co様


Illustrated by co in 2005


―――なんだか、時が近づいている気がする。
この塾で、自分に選士の知識があることを知った。
おいらは次に進まなければならない。
でないと、高炉の炎は自分を内から焼いていき、空っぽにしてしまう。

製鉄所からの帰り道で、李は言った。
―――君を書生として引き取ることも、真剣に考えた。
董将軍のような強い後援を得てはとも思った。
だが、どちらにしても巧国にいる限り、君は不幸だ。

世の中を知り、教育者としての慧眼を謳われる李の言葉は重かった。
―――巧ではない、別の天地を求めなさい。
半獣に開かれた国は以外と多い。
なにもかも捨てて、巧国を離れることだ。

そうなのかもしれない。
たとえ明日、旅立つことになっても構わない、巧に思い残すところはないと感じるのだから、時は満ちているのだ。

赤狗様作「転身譚6」より 
 



<co様の日記でのつぶやき>
田村○和だなー、手。な考え中のねずみ。 co的勘違いの1枚。つか、理解してないっつうか画力なしってこういうことか。


<赤狗様の叫び>
拙作の李老師は楽俊(獣形)を逸早く餌付けしてますから、楽俊の信頼度一番☆なのです。
うわぁ、しかし。マジで美形なんですけど。イイのかしらv


<管理人の蛇足>
知的な美青年楽俊、李老師にはこう見えていたに違いない!というわたしの思い込みから文章を引用しています。
合うでしょ?、ね、ねv
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Albatross−赤狗様的幻想世界イラスト・コレクション−
背景素材:トリスの市場

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