雲上淵酔イラスト−とのき様 Illustrated by Horu Tonoki in 2004 |
尚隆が勤めからようやく開放され堂屋に来てみると、楽俊は屈みこんで書物を調べていた。結い上げるには短い髪を掻き揚げて、一心不乱に読みふけっている。おそらくあの濃い色の瞳に、光彩が放つような鋭い光を湛えているに違いない。呼びかければ消えてしまう。だから確かめる術はない。 彼はそうした内に秘めた強さや逞しさといったものに惹かれる。意思の力だけで進もうとする景の女王にひかれるのもその所為かもしれぬ。 国中の荒ぶるものを治め、手なずけてきたとはいえ、気質としての好みは逆方向を示すのだからおかしなものだ。それこそ、天理に従わぬ妖魔のごとき支配できぬものに惹かれる。いったい何時の頃からの性癖か分らないが、だんだんとそれが強くなっていくような気がする。 楽俊は顔を上げる気配がない。 赤狗様作「雲上淵酔」より
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<とのき様より> 楽俊の服がなんだか上等過ぎるかもしれないですが、 きっと延王は楽俊に王宮にも着てこれるような、簡素だけども品があって、 かつ楽俊が動くのに困らない(何せ服に慣れないから)、 そんな服を与えていると思うのです。 赤狗さまの楽俊、色々着こなしてくれそーですし。 服を選んで送るのはさぞかし楽しいでしょうなぁ。ゲヘゲヘ。 どこの援助交際だ……(笑) <管理人の蛇足> とのきさん、▲の言葉まで持ってきてしまって申し訳ありません。 このイラストは、とのきさんが赤狗さんへ贈られた作品ページから攫ってきました。 でも、楽俊の服を用意する延王って皆さん喜ばれると思うのですよね〜v 足跡アンケートからもわかるように、延王が出てくる作品が断然人気がある!(爆) レンタル先の都合で一度クリアされちゃいましたが、「雲上淵酔」の人気振りに赤狗さんが「次ぎも考えちゃうじゃないですか」と仰っていたので、皆さん足跡やイラストで書いて欲しいモノをどんどん書きたくなるようにしましょう♪ わたしには何が出てきても、新しい発見があって楽しいですけどねv −メニューへ戻るにはウィンドウを閉じて下さい−
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